amazonギフト券の現金化に本人確認が必要な3つの理由

クレジットカードの現金化やプレゼントなどで貰った不要なamazonギフト券を買取サイトで現金化しようと思った時、換金率に納得していざ現金化と思ったものの…本人確認書類の提示を求められて躊躇してしまった!なんて経験のある方はいらっしゃいませんか?

ネット上で運営されているほぼ全ての買取サイトでは、ギフト券買取を申し込むとほとんどの場合「本人確認」の提示が求められます。ネット上でのやり取りだと特に個人情報をいきなり渡してしまうのは不安ですし怖いですよね。いらないamazonギフト券を現金化したいだけなのに、個人情報を提示しなければいけない意味が分からないという方も多いでしょう。

最初に断言しておきますが、買取サイトで申し込み時に本人確認を求められた場合は優良サイト、本人確認なしで申し込みが出来るサイトは悪徳サイトである可能性が非常に高いです。なぜ優良サイトは本人確認を行うのか、それには3つの理由が隠されています。

ギフト券買取サイトの基本的な流れ

一度も買取サイトを利用した事がないという方や、申し込んだけど昔の事で忘れちゃったという方の為に、基本的な優良買取サイトのギフト券を現金化するまでの簡単な流れを説明していきます。いつ、どのタイミングで個人情報の提示が必要なのかという点に注目しながら確認していきましょう。

  1. 利用する買取サイトにログインし必要事項を入力。申し込みが完了すると自動返信メールで本日の買取金額が連絡されてきます。
  2. 本人確認の為に「運転免許証、健康保険証、住民基本台帳、パスポート、マイナンバーカード」などを全体が鮮明に映るように撮影して送ります。
  3. 手元にあるamazonギフト券のコードを入力して送信します。
  4. 買取サイトがきちんと額面通りの額が入っているamazonギフト券を確認する事が出来たら指定の口座に現金が振り込まれます。送金が完了したら振り込み通知の連絡がくる。

本人確認が求められるのはステップ2の項目です。ステップ1でまずは利用サイトにログインして、額面幾らのギフト券を現金化したいのか、換金率は幾らなのかという事をお互いに意思疎通し合って確認を取り、換金率に納得が出来たら先に進みます。

本人確認の為の確認書類は買取サイトにより異なりますが、大抵は上記で説明したものであればOKです。運転免許証や住民基本台帳などの顔写真が載っているものであればダメな所はないでしょう。

コードの確認が取れてから最短30分程度、遅くても2時間か3時間位で現金は振り込まれます。しかし深夜帯だったり繁忙期だったりで振り込み時間は変わりますので、不安があるようでしたら電話やメールなどで振り込みまでの確認してみるのが良いと思います。

買取サイトはどうして本人確認をするの?

上記で買取サイトがamazonギフト券を現金化するまでの流れを簡単に紹介してきました。さて、ここからはこの記事の本題である「なぜ買取に本人確認が必要なのか?」という理由を解説していきましょう。

ネット上で会った事もない人に身分証明書を提示するのは抵抗があるという方も多いでしょう。amazonギフト券買取は何となくグレーな香りがしてしまいますし、個人情報の取り扱いは完璧なのかという不安もあり、身分証明書提示のはっきりとした理由がなければ躊躇してしまいますよね。

しかしご安心下さい。買取サイトに置いては本人確認をきちんと行っているサイトの方が優良サイトである可能性が高いです。反対に本人確認を全く行わずに買い取りを行っているサイトは悪徳の可能性がありますので注意が必要です。なぜ買取サイトが本人確認を行うのか…その理由は大きく分けて以下の3点です。

  1. 不正利用を防止する為
  2. 年齢や国籍を確認する為
  3. 古物営業法による確認義務の為

以下の項目で一つずつ分かりやすく解説していきます。

詐欺行為への加担を回避する為

買取サイトでギフト券を現金化してもらう時は初回の取引で身分証明書を提示する事がほとんどです。その理由は詐欺行為に加担しない為です。巧妙なオレオレ詐欺などによって、老人の方達がコンビニでamazonギフト券を大量に購入し、そのコードを騙し取られてしまったというニュースを聞いた事はありませんか?一時期に比べれば減ったとは言え、手段や方法が巧妙化していますので振り込め詐欺などの被害は後を絶ちません。

現金では証拠が残りやすいという事で、最近では証拠が残りにくいamazonギフト券などが詐欺で騙し取られるケースが非常に増えています。当然ですが詐欺グループはamazonギフト券が欲しい訳ではなく、amazonギフト券を換金した現金が欲しい訳です。買取サイトとしては、詐欺グループが誰かから騙し取ったギフトカードを現金化してしまうと犯人の共犯者として疑われてしまうかもしれませんよね。このように詐欺被害に加担しない為に、徹底した身分証明書の提示を求めているのです。

電子マネーを騙し取る手口は数年前から隆盛しているのですが、現在に至るまで撲滅していないのは手口の巧妙化だけが理由ではありません。騙し取った電子マネーを現金化する事が出来るルートを詐欺グループが持っているという事が理由にあると警察は考えています。

詐欺グループであっても個人で身分証明を行い現金化してこられたら買取サイトであっても見抜くことは出来ませんよね。しかし警察の捜査で浮上した人物が身分証明を行い現金化していれば手がかりを見つける事は出来るかもしれません。もしもの時に警察の捜査の手助けも出来る…そういう観点から見ても身分証明の提示は必須にしているのです。

年齢と国籍を確認する為

amazonギフト券の買取は未成年は行えません。対面式の店舗買取であれば、ある程度は見た目などから年齢と国籍は推測する事は可能ですが、全てネット上で申し込みから振り込みまで完結する買取サイトの場合はそうはいきません。申し込みを行っている相手が何歳なのか、日本国内からの申し込みなのか否かを判断する為に身分証明書の提示は必須なのです。

以下で詳しく説明する古物営業法では18歳以上であれば売買が可能なのですが、未成年は法律的にはまだ責任能力はありませんので、amazonギフト券の買取は未成年の申し込みは基本的には断っている場合が多いです。国籍が日本かどうか、申し込みを日本でしているのかどうかも大切で、日本人が海外にいる時に申し込みを行った後にもしも何かしらのトラブルが発生した場合に対処する事が難しいので、日本人でも海外からの利用は断られる事が多いです。

古物営業法に基づく義務

古物営業法とは簡単に説明すると、中古の物を販売する時に盗品の売買を防ぐ目的で古物商の営業を取り締まる為の法律です。

第十五条 古物商は、古物を買い受け、若しくは交換し、又は売却若しくは交換の委託を受けようとするときは、相手方の真偽を確認するため、次の各号のいずれかに掲げる措置をとらなければならない。相手方の住所、氏名、職業及び年齢を確認すること。

amazonギフト券は古物営業法が適応される可能性が高い為に、身分証明書の提示を義務付けているのです。可能性が高いと明記したのは、現在の法律ではamazonギフト券の買取が古物に該当するかどうかという明確な法律が確立されていない為です。

その物自体が金銭的価値を持つ金券は古物に該当しますが、amazonギフト券はその物自体には金銭的価値がなく、価値を持っているものはコードです。つまり金銭的価値があるのは『コードだけ』という解釈も出来ます。よってamazonギフト券の売買は電子情報の売買なので古物営業法の適応外であるという見解を示している人が多いのも事実なのです。

本人確認をしない買取サイトに要注意!

amazonギフト券だけでなく、全てのギフト券や金券などの買取には本人確認が必要です。それは買取サイトだけでなく店舗型の金券ショップも例外ではありません。買取サイトのほとんどが現状では本人確認を行っていますが、中には本人確認を行わずに買い取りを行っているサイトもあります。

買取サイトでの本人確認は絶対に守らなければいけない義務ではありませんが、詐欺行為への加担を防ぎ、安心安全な運営をしたいと考えているサイトであれば必ず行うべきものです。それなのに本人確認をしないという事は、悪徳サイトの可能性が非常に高いという事になります。

以下で詐欺行為に働く悪徳サイトの特徴を紹介していきますので、本人確認をしないサイトであった場合は以下の特徴に当てはまらないかどうか確認してみましょう。多く当てはまる場合は高い確率で悪徳サイトなので、絶対に利用しない方が良いと思います。

誇大広告

amazonギフト券買取で考えると、出来るだけ高い換金率で現金化したいと考えるのがユーザーの思考です。つまり「今なら95%で換金!」などと言った高い換金率で誇大広告を打ち、高く売りたいというユーザーの心理を巧みに利用して詐欺行為を働くのです。勿論実際に換金できるのは95%という訳はなく、70%~75%などの安価である場合がほとんどです。

「言っている事と換金率が違うじゃないか!」とクレームを入れても後の祭りです。利用規約に書いているとか、何枚申し込んだ内の1枚だけが高換金率で適用されるとか、手数料という名目で色々と引かれているだけで換金率は95%だとか…色々と難癖をつけられて後に引けなくなります。

という訳であり得ない誇大広告による高換金率はまず疑うようにしましょう。優良買取サイトでの平均的な買取相場は80%から高くても90%です。95%や97%などと言った換金率で現金化出来る事は普通では考えられないので、そういった誇大広告にまんまと釣られない様に注意して下さい。

会社概要をチェック

買取サイトを利用する前に必ず会社概要をチェックするようにしましょう。ホームページには会社概要があり運営会社の情報を見る事ができますし、古物商許可の有無も調べることが出来ます。会社名に株式会社の記載がなかったり、古物商の許可がない場合はちょっと危険ですが、まだ一概に悪徳であるとは断言できません。

会社名+口コミ、会社名+評判などでネット上の情報を調べてみて、会社概要に記載されている住所の検索、電話番号は利用されているか否か、ホームページが質素ではなくきちんと作られているかどうかのチェックを必ず行いましょう。悪徳業者は会社概要まで作りこんでいる所はあまりありませんし、ネット上の口コミまでは操作できませんから、少しでも不安を感じたらネット上の評判や口コミなどの確認をオススメします。

まとめ

始めてamazonギフト券を現金化する時に個人情報の提示を求められたら少し躊躇してしまうと思いますが、上記で紹介した個人情報を提示する必要性を理解してもらえれば、むしろ身分証明を確認してくるサイトこそ優良サイトであると理解してもらえましたでしょうか。身分証明なく現金化できるサイトは詐欺グループも頻繁に利用しているサイトである可能性が高いですから、誰でも安心して使える優良サイトであるとは言えません。

必ず自己責任という言葉が付きまとってしまうのがネット上での買取サイトの利用です。基本的には本人確認は必須ですから、それは覚悟して優良サイトをきちんと見極めて現金化を行っていきましょう。

September 20, 2019 - posted by poster