amazonギフト券買取は違法なの?取引前に知っておきたい3つの事実

amazonギフト券を買取してもらって現金化してもらうのは違法なのか否か…後で詳しく説明しますが先に結論だけ教えます。amazonギフト券の買取は違法ではありません!

それでは何故amazonギフト券を買取してもらう事を違法だと思っている人がいるのか、それは『違法ではないが規約に違反する可能性がある』という事がネガティブなイメージを抱く人が多い原因になっています。

違法ではないが規約違反に反する可能性があるとは一体どういう事なのか、こちらの記事ではその点について詳しく解説していきたいと思います。

amazonギフト券の現金化が違法ではない理由

amazonギフト券を買取サイトなどで現金化しても違法ではありません。違法ではありませんので現金化を業者の方にお願いして金銭を受け取っても逮捕される事はありません。というのも現在の日本の法律では『amazonギフト券を買取してはいけない法律がない』ので、法律に違反していませんから違法ではないという単純な理由なのです。

古物営業法で買取が許可されている

例えば中古のゲームソフトや中古車を買い取る中古車屋などは、お店を運営する為に各地方自治体の公安委員会による古物商の営業許可を取る必要があります。この許可を得ずに営業した場合は古物営業法違反により国に罰せられます。

古物営業法の許可を発光している公安委員会というのは警察の公安部という部署に所属しているもので、古物の許可届けを出しにいくのも警察署です。なぜ古物商を管轄しているのが警察なのかと言うと、それには理由が3つあります。

  • 盗品の換金をした者の身分を特定する為
  • 未成年からの換金を防止する為
  • 古物に関係する犯罪を防止する為

つまり、中古品を販売する物が犯罪性がないかどうかをきちんとチェックする為に、警察が管理をしているという訳です。古物の買取業務を行う場合は古物商の営業許可の許可番号や所在地などをホームページに掲載する事が義務付けられています。

amazonギフト券の買取においても古物商の許可が必要になってきますが、ここで理解してもらいたいのは『Eメールタイプの買取専門であれば必要ない』という事です。Eメールタイプのamazonギフト券は電子マネーの扱いなので、現在の法律では古物に該当しません。つまり古物商の許可がおりていなくても、Eメールタイプのamazonギフト券のみを買取しているのであれば法律的には全く問題がないという訳です。

もちろん今後法律が改正されて、Eメールタイプのamazonギフト券でも古物商からの許可が必要になるかもしれませんが、現状は許可がなくても取り扱いが可能です。しかしEメールタイプ以外のamazonギフト券の買取も行っている場合は許可が必要になってきますので、買取サイトにきちんと古物営業法に基づく表記があるかどうかはチェックしておくに越した事はないでしょう。

違法ではないがバレると大変

amazonギフト券を購入して現金化する事は上で説明したように違法ではありません。しかし完全にセーフであるかと言われるとそれも違います。もしもamazonギフト券の購入が現金化目的であるという事がクレジットカードや、お使いのアマゾンアカウントにバレてしまった場合は利用停止になる危険性があります

amazonギフト券はプレゼントとしても選ばれる機会が多いので判断する事が難しいのでカード会社も簡単には利用停止に踏み切る事ができないのが現状ですが、それでも怪しい購入を繰り返していると利用停止処分を下される危険性は高まります。特に以下のような行為はショッピング枠現金化の疑いを強めますので避ける必要があると言えるでしょう。

  • 普段あまりカードを使わないのにいきなりamazonギフト券だけを大量に購入する
  • 急に数十万円単位のamazonギフト券を購入する
  • キャッシング枠を既に上限ギリギリまで使用している

これらの行動を頻繁に行っていると、第三者による不正利用の疑いがあるという名目でクレジットカードの利用を停止され、カード会社から電話がかかってきて購入意図などを話さないといけない事があります。

その場できちんと説明する事ができてカード会社の人に納得してもらえれば良いのですが、それとなく交わす事ができなかった場合はクレジットカードの利用停止だけでなく、酷い場合だと強制解約と利用残高の一括払いを命じられる可能性があります。という訳で派手な現金化は控えた方が良いでしょう。

amazonギフト券買取前に知っておきたい3つの規約違反

上でも説明しましたようにamazonギフト券買取は法律に反していませんので違反ではありません。それでもなぜamazonギフト券買取がグレーのように思われているのか…それは3つの規約違反に抵触する恐れがあるからです。

  • クレジットカードの規約違反
  • アマゾンの規約違反
  • 携帯キャリア決済の規約違反

amazonギフト券を買取サイトで現金化する前に必ず上記規約違反の事については理解しておくようにしましょう。一つずつ詳しく解説していきたいと思います。

クレジットカードの規約違反

クレジットカード会社では原則としてショッピング枠の現金化を規約で認めていません。キャッシング枠はショッピング枠に比べて金利が高い為、それに比例して利用者が返済不可能になるケースが多い為、リスクを軽減する為にクレジットカード会社はショッピング枠とキャッシング枠の上限を分けて設定しています。

ショッピング枠の現金化は簡単に説明すると借金です。クレジットカード利用者が10万円の現金を手にする為にショッピング枠の15万円でamazonギフト券を購入して買取サイトに売ったとします。この後、仮に利用者が支払いができなくなってしまったとしても、既に決済が完了している買取サイトは痛くも痒くもありませんので、痛い目を見るのは10万円を取り損ねたカード会社だけという事になります。債務不履行リスクと良い、クレジットカードによる現金化行為はカード会社からするとハイリスクな取引になりますので認めていないのです。

しかし実際にはそこまで厳しくカード会社も目を光らせている訳ではなく、ほとんど黙認状態であると言われています。なぜならカード会社は登録店舗から利用額の数%のコミッションを取っている為、クレジットカード現金化はカード会社にとっては売上アップのチャンスでもあるからです。カードを使ってもらえれば会社は潤う訳ですから、そこまで厳しく取り締まる必要はないと考えているので、現金化行為も派手に行わない限りは大丈夫なのです。

amazonの規約違反

アマゾンではamazonギフト券を購入する目的が転売や現金化である事を規約違反としています。amazonギフト券を買取目的で購入すると、最悪の場合は規約違反としてアマゾンの利用を停止されてしまうという訳です。amazonギフト券は自分自身で利用するか、誰かにプレゼントする為に販売されている為、転売や現金化への利用を許されていないのです。

規約違反になるとそれまでに持っていたamazonギフト券は全て無効ですし、アカウントを凍結されてしまい利用できなくなってしまいます。あれだけ便利なアマゾンの利用ができないとなるダメージは計り知れませんよね。

しかし実際にはamazonギフト券を現金化目的で購入したとしてもその見極めが非常に難しいという問題があります。管理が難しく、そこまで厳しい監視はできません。自分で購入して人に譲ったと説明すればそれまでですし、そこから買取サイトに売買したのかを詳しく調べることなんて出来ませんので、あってないような規約違反とも言えます。

クレジットカードの規約違反の項目でも触れましたが、それでも派手な購入は現金化を繰り返していれば目をつけられて永久凍結の対象になる可能性は高まります。程々であれば黙認の対象になりますので全く問題ありませんが派手な動きには気をつけましょうね。

携帯キャリア決済の規約違反

携帯電話の便利なキャリア決済でも現金化目的のamazonギフト券購入は規約違反で禁止されています。携帯電話のキャリア決済を利用して現金化目的のギフト券購入がもしもバレてしまった場合は、最悪の場合携帯電話を契約できなくなり、違約金を請求される可能性もあります。

こちらも上記2項目と同様に、携帯電話のキャリア決済で購入したamazonギフト券を現金化したかどうかを携帯会社が調べるのは至難の業でしょうし実際は無理な話です。個人の範囲内での現金化であれば全く問題ないと言えますが、規約違反であるという事は理解しておく必要があるかと思います。

まとめ

amazonギフト券を買取サイトに依頼して現金化する事自体は全く違法ではありませんが、購入方法によっては黙認されているとは言え規約違反に抵触する恐れがあるという事実だけはしっかりと知識として理解しておき、決済会社に怪しまれない範囲で適切な現金化をしていくのが最善手であると言えるでしょう。

August 05, 2019 - posted by poster