amazonギフト券買取は合法？違法ではない3つの理由を解説

Amazonギフト券は数ある電子ギフト券の中でも人気の高いギフト券です。Amazonには様々な商品が揃っているため、探せば何かしら欲しいものや必要がものが見つかりますよね。

しかし、Amazonでの買い物にAmazonギフト券を使うよりも換金して自由に現金として使えるようにしたいと考えている人も少なくありません。そんな時に考えるのがAmazonギフト券買取という手段ですが、Yahoo!知恵袋や2ちゃんねる（5ちゃんねる）、Twitterなどインターネット上では「Amazonギフト券の買取は違法」などと言われていることもあります。

Amazonギフト券を買い取ってほしいとは思っても、違法ならば諦めるしかない……しかし、Amazonギフト券の買取は違法ではありません！

この記事ではそんな、Amazonギフト券の買取は合法である理由と違法ではないものの違反になってしまうパターンについて解説していきたいと思います。Amazonギフト券を買い取りしてほしいと思っているものの、違法なのかと不安になってしまい買取依頼することが出来ない…そんな人は是非参考にしてみてくださいね。

Amazonギフト券買取は違法ではない3つの理由

何度も言うようですが、Amazonギフト券の買取は違法ではありません。

とは言え何度もインターネット上で「違法だ！」と言われているのを見ると不安になってしまいますよね。しかし、Amazonギフト券の買取は違法ではないのです。

一体どうしてAmazonギフト券の買取を違法だと勘違いしてしまっている人がいるのかというと、それは「クレジットカードのショッピング枠を利用し、現金化を行う業者が存在しているから」です。

いわゆる「クレジットカードの現金化」と呼ばれるこの行為は違法ではないものの、グレーゾーンの商売であり、このような業者が存在していることから、ただAmazonギフト券の買取を行うことも違法なのではないかと勘違いしてしまう人がいるということなのです。

Amazonギフト券の買取で気になるのが以下の3つの点ではないでしょうか？

• Amazonの規約
• クレジットカードの規約
• 古物営業法

いずれも違反にはなりません。これから以下の項目ではこれら3つのことについて詳しく解説していきます。

理由その1「Amazon規約違反ではない」

Amazonには利用規約がありますが、この利用規約でも特に「Amazonギフト券の買取は禁止」などという記載は存在していません。また、「利用規約」はあくまでAmazonでの規約であり、万が一破ってしまったとしても法律違反をしてしまうということではありません。

しかし、注意したいのは「Amazonギフト券を換金することが目的でAmazonギフト券を買うこと」です。現金化が目的でAmazonギフト券を購入すればそれは利用規約に違反してしまうことになります。

換金することが目的でAmazonギフト券を購入したことがAmazonに知られた場合、アカウントが停止されることもあります。

理由その2「クレジットカード規約違反ではない」

クレジットカードの現金化ですから当然Amazonだけじゃなくクレジットカード会社も関わってきます。「Amazonの利用規約は大丈夫でも、クレジットカード会社の規約に違反しているのではないか？」そう思ってしまう人もいることでしょう。

換金性の高い商品であるAmazonギフト券などの金券を購入する時はクレジットカードの決済が厳しくなります。換金して現金として使うことを目的に金券を購入すれば、Amazonと同じく利用規約違反となります。

しかし、Amazonギフト券を購入すること自体は違法でも何でもありません。実際、Amazonギフト券には様々なタプがありますが、そのうちの1つであるEメールタイプはクレジットカードでしか購入することができなくなっています。

理由その3「古物営業法違反ではない」

Amazonギフト券の買取について調べた人なら「古物営業法」について聞いたことがあるのではないでしょうか。

古物商では、盗まれたものが売買されることもあります。なぜかというと、持ち込まれた商品が盗まれたものだとは買い手は判断することが出来ないからです。例えばどこかの家に空き巣が入って高級腕時計を盗んだとして、これを買取業者に持ち込んで換金しようとした時、買取業者は盗品だと気づくことが出来るでしょうか？とても無理でしょう。

このように盗まれたものが売り買いされることを防止したり、売買されてしまった場合でも素早く発見できるように、古物を扱う場合には古物営業法で規制がされているのです。

Amazonギフト券は電子ギフト券ですが、買取を行う場合には古物営業許可が必要です。無許可で営業すれば3年以下の懲役か、もしくは100万円以下の罰金という重い罰則があります。

しかし、例外もあります。それが「Eメールタイプの電子ギフト券のみを扱う場合」です。買取しているのがEメールタイプのみならば古物営業許可がなくても売買を行う事ができます。とはいえ電子ギフト券や電子マネーは急速に普及しており、この先取締のために法改正がされ、法律が定められる可能性は十分にあると言えるでしょう。

ちなみに、Amazonギフト券の買取サイトにも古物営業法の許可番号がある業者と、古物営業法の許可番号がないが存在しています。買取サイトを利用する時にはきちんとこの古物営業法の許可番号が記載されているサイトを利用するのがおすすめです。

規約違反になるパターンに注意

上でもご説明させていただいた通り、Amazonギフト券の買取自体は違法ではありません。

ですが、利用規約違反になってしまうパターンがあります。それがクレジットカードの現金化を目的にAmazonギフト券を換金した場合です。

クレジットカードには「キャッシング枠」「ショッピング枠」がありますよね。キャッシングを目一杯使ってしまった場合、もうキャッシングは出来ません。しかし、ショッピング枠はまだ残っています。

でも、買い物がしたいわけではなく、現金として利用したい…そんな時に行われているのがクレジットカードの現金化です。これはグレーゾーンな方法でありながらかなり昔から行われている方法です。街中で「カードでお金」などの看板を見たことがあるのではないでしょうか？あれがまさにクレジットカードのショッピング枠を現金化するための業者です。

上でもご紹介の通り、クレジットカードの現金化を目的にしてAmazonギフト券を購入した場合はAmazonの利用規約にもクレジットカードの規約にも違反します。しかし、これはあくまで利用規約「違反」であって「違法」ではありません。そのため、逮捕されたりだとか、罰金を取られるようなことはありません。

規約違反になったらどうなる？

では、実際に利用規約に違反してしまった場合はどうなるのでしょうか？違法にはならないとはいえ、利用規約違反をすればペナルティが課せられます。

換金を目的にしてAmazonギフト券を買取してもらうという行為は、下記の3つの利用規約を違反することになります。

• Amazonの利用規約違反
• クレジットカードの利用規約違反
• キャリア決済の利用規約違反

もしも利用規約違反していることが各社に知られることになれば、今後そのサービスを利用できなくなってしまうという可能性もあります。

これから1つ1つについて、どのようなことが起こると考えられるのかを解説していきます。

Amazonの利用規約違反となった場合

Amazonには利用規約がありますが、これに違反していることがAmazonに知られてしまうとAmazonの利用停止となる可能性があります。

場合によっては二度とAmazonを利用できなくなってしまう可能性もあり、日頃からAmazonを利用しているという人からすればかなり困ってしまいますよね。

他にも沢山のインターネットショッピングサイトが存在していますが、世界最大手のインターネットショッピングサイトであるAmazonほど便利なサイトもなかなか無いもの。現金化を目的にしてAmazonギフト券を購入するようなことのないようにしましょう。

クレジットカードの利用規約違反となった場合

Amazonと同じく、クレジットカードも利用規約違反をしたら利用することが出来なくなる可能性があります。もしも二度とクレジットカードが作れなくなってしまったらと思うと、Amazon以上に大変ですよね。海外ではクレジットカードで買い物をするという人も多いです。

しかも、クレジットカードは顧客の信用情報を共有していますから、違反したクレジットカードの会社だけじゃなく全てのクレジットカードが作れなくなります。これはかなり不便になるので、絶対に避けたいところです。

キャリア決済の利用規約違反となった場合

今はとても便利で、それぞれ契約しているスマートフォンの会社のキャリア決済が出来るようになっています。キャリア決済を行った分は請求される携帯料金に上乗せされる形で後で支払います。

現金化を目的にしてこのキャリア決済を行った場合、違約金を請求されたり、契約中のスマートフォンや携帯電話を解約されてしまう可能性があります。更に、他社のスマートフォンや携帯電話も契約できなくなる可能性も考えられます。

現代では老若男女ほとんどの人がスマートフォンや携帯電話を持っていますよね。現代人には必要不可欠とも言われるこれらがなくなってしまったら大変です。

まとめ

以上、Amazonギフト券の買取は違法なのか？ということについてご説明させていただきました。

Amazonギフト券の買取は違法ではないものの、現金化を目的にしてAmazonギフト券を購入した場合は利用規約に違反する可能性があり、利用規約違反がサービスを提供している会社に知れたらサービスを利用できなくなるなど、様々な悪影響が考えられます。くれぐれもクレジットカードなどの現金化を目的としたAmazonギフト券購入はしないようにしましょう。

September 08, 2019 - posted by poster